労働組合法18条は「一の地域において従業する同種の労働者の大部分が一の労働協約の適用を受けるとき…労働委員会の決議により…当該地域の他の同種の労働者・使用者も当該労働協約の適用を受けるべき…ことができる」(労働協約の地域的拡張適用制度)と定めている。自治労福岡市水道サービス従業員ユニオンが、この制度を福岡市水道検針員107人全員に適用することを実現した。最低賃金1082円(検針件数2千件以上~3500件以上満たせば最賃1420~1605円)等の協約が、これまで対象外であった26名にも適用される。福岡県が決定し、1月5日に公告した。今回で12例目だが民間委託の事例は今回が初めてとなる。