1月12日金曜日、大阪市の関電本店前で、約束やぶりの関電に抗議行動が行われた(写真上)。「23年中に中間貯蔵候補地を福井県外に提示できなければ、老朽原発3機を廃炉にする」と森社長が福井県とかわした約束だ。未だに中間貯蔵候補地は提示できていないので、本当なら高浜1、2号、美浜3号は廃炉になっていなければならない。大会社の社長が県知事と約束したことを反故にして恥ずかしいと思わないのが不思議である。
フランスへのわずかな搬出、中国電力と共同で上関町に中間貯蔵地建設のための調査を申し入れたことなどをもって、老朽原発を動かし続ける関電。能登地震の惨状を見ても原発をあきらめない関電に参加者から抗議の声が途切れることなく続いた。(池内潤子)