
4月7日、「不当弾圧を許さない!」全国アクションが大阪、北海道、東京、沖縄で開かれた。
大阪地裁前で開かれた大阪集会には430人が参加。「労働組合つぶしを許さない実行委員会」代表、小林勝彦さんがあいさつ。「(関西生コン事件の裁判では)各地裁でいろんな判決が出ているが、大阪高裁での闘いが重要だ。危機意識をもって取り組みたい。大津地裁でビラまき活動が無罪になった。毎日放送でも関生支部が取り上げられた。大阪広域協組の不正義性が明らかになっており、労働運動の正当性をもっと押し出していく必要がある。一人ひとりの力が大切だ」と話した。
関生支部からは、湯川裕司・委員長が発言。湯川さんは「私の京都事件の裁判は6月に論告求刑、9月に最終弁論が予定されている。吉田美喜夫さん(立命大、労働法)に裁判で、『産業別労働組合の組合活動は原則として刑事事件にならない』と証言してもらった。裁判所は検察に同調せず、真っ当な判断をしてほしい」と訴えた。
その後、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会、京滋の会、留学同、各労組が連帯のあいさつ。なかまユニオンは、「関生支部の闘いは中小零細で働く仲間の待遇改善をかちとってきた。あたり前の労働運動への弾圧を団結で跳ね返していこう。3月26日、『なか卯』で時限ストを行い、全国的に反響を呼んでいる。経過次第では第2波ストを行う」と支援を呼びかけた。
生活改善を闘いとる
労働組合つぶしを許さない兵庫の会の岡崎進さんは「関生支部への弾圧は、私たち一人ひとりにかけられたもの。大津地裁では無罪判決が出た。楽観できる状況ではないが、裁判所を包囲する陣形をつくり、無罪の流れをつくろう。24春闘では中小、非正規の労働者、組合のない労働者はカヤの外に置かれている。権利と生活の改善は、闘い取っていくもの。弾圧に抗し、共にがんばろう」とまとめ。梅田までデモ行進した。(高崎)
