「代執行は許さないぞ! 美しい海を守れ!」と声あげる海上行動チーム=4月25日、名護市

「辺野古新基地建設」の本体着工から7年を迎えた4月25日、「辺野古・大浦湾海上大行動」が取り組まれた(主催/ヘリ基地反対協議会・海上行動チーム)。
朝7時30分、テント村に集合。班編成とカヌーの積込みなどを準備し、9時前に松田ぬ浜からいっせいに出発した。波はなかったが曇り空、9時過ぎから雨が降り始め一時は激しくなった。
カヌーや平和丸などの抗議船に乗った45人が、辺野古埋め立て地・弾薬搭載エリアのK5~7護岸付近で抗議の声を上げた。「代執行ノー!」の横断幕を広げ、シュプレヒコールを繰り返した。
ヘリ基地反対協議会の中原貴久子さんは「工事を止めたいという思いはかわらない。美しい海を守りたいという気持ちは強くなるばかりだ」。辺野古新基地建設に20年以上反対を続ける与那城徳政さんは「沖縄だけの問題じゃない。軍靴の音が聞こえる日本がいかに危険な方向に進もうとしているのか考えてほしい。どこの都道府県も同じように代執行されたら嫌なはず。共に声を上げてほしい」(琉球新報、沖縄タイムス)と話した。
行動の最後に、「私たちは、沖縄を二度と戦場にせず、戦争なき世界を実現するために。人々の平和な暮らしと、生きものたちで賑わう豊かな自然を未来へ繋ぐために。辺野古新基地建設が止まるその日まで、たたかいます。日本政府、沖縄防衛局は、地方自治を侵害する代執行、辺野古新基地建設を直ちに中止せよ」と声明を採択した。この日は、護岸工事現場の作業は中止され、海上保安庁の警備艇20隻が警戒にあたっていた。(高崎)