日本核燃料開発

原子力規制庁によると、茨城県にある「日本核燃料開発」は、放射性物質を含む廃液を扱うタンクや建物の給排気設備など5つの設備の点検について、実際には行っていないにもかかわらず、実施したとする虚偽の内容を点検簿に記録していた。もっとも長いケースでは、09年度から14年間にわたって不正な記録が行われていた。12日に開かれた原子力規制委員会の会合では、不正の背景として▽職員数と検査業務の量のバランスが取れていないこと▽上司や管理職も、追加の人員配置などの是正に向けた有効な対策を取れていなかったことなどが指摘された。