
辺野古でのカヌー行動とともに、沖縄県議選応援も兼ね沖縄に行ってきた(6月2日~5日)。海上行動のある日は海に出る。加えて県議選のポスティングや街宣に参加する予定だった。
3泊4日の短い沖縄滞在だったが、どこへ行っても人手が足りないのを感じた。キャンプシュワブの新しい工事用ゲート(写真上)は、これまでの座り込み場所から格段に遠くなり、高齢者が自力で旧ゲート前テントと往復するには、苦労する距離だ。日によって座り込みの人数に多寡はあるが、朝9時のダンプ搬入のときに雨が降ったりすると、少ない時には一桁に。機動隊も、何だか拍子抜けしているかも。
カヌーチームも状況は同じようなものか。今回の辺野古では、悪天候や千葉さん裁判傍聴のために、結局、海には一度も出ることができなかった。最近は、カヌーの出艇が一桁前半のことも。海上保安庁もこちらの衰退ぶりをわらっているのでは。
今回の沖縄行きのもう一つの目的、16日投開票の沖縄県会議員選挙の応援。沖縄県議会はデニー知事与党と、自民党など野党勢力が同数で拮抗(きっこう)している。知事与党会派を増やすため、辺野古・高江の問題にはっきり対処してくれる人。国頭、大宜味などの選挙区の儀保ゆいさんを応援したかった。ゆいさんはヘリパッドに反対する高江住民の会の儀保昇さんの娘さん。弁護士で辺野古・高江弁護団の一人。数少ない女性候補だった。
時間が限られる中、金武(きん)町の町内を街宣車で回った。対立候補の自民党現職は、やはりキャンプハンセンの街だけあって建設業界に強い。今、自民党への逆風が、沖縄でどれだけ吹くのかわからなかったが、強く吹いてほしいと思った。
私はカヌーによる抗議というコアな活動をしているが、若い世代向けの辺野古や沖縄の現状、文化を知る学習的なツアーができないだろうか。そういう人が、あちこちで現れてほしい。
(小野純一/辺野古ぶるーHYОGО)
