コペルニクス

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 「天動説と地動説」では、天動説から地動説に至る歴史を振り返ります。
 地動説では、ニコラウス・コペルニクスが有名ですが、彼の登場するまで「なぜ長い間、天動説が信じられていたのか」。簡単に言えば「学校(あるいは教会)が天動説を教えていたから」「それで日常的なほとんどの現象が説明できたから」です。なので「学校で地球が太陽の周りを回っていると教わった」「だから地動説が正しい」というのでは天動説の時代と大差ないことになります。
 コペルニクスからケプラーそしてガリレオへと、地動説が完成していく過程でもっとも貢献したのは、実は天動説の天文学者、ティコ・ブラーエでした。望遠鏡がなかった時代、科学的観測を重視したプラーエは、天動説を証明するために、肉眼観測の精度を5倍の正確さに引き上げました。その正確にして膨大なデータはケプラーに引き継がれ、一連の『ケプラーの法則』に結実します。当時の議論を振り返ることで、科学的批判精神とはなにかを考えることができます。(太郎)

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