
4月19日、令和書籍の「国史教科書」(写真下)が検定に合格した。韓国から強い反発があったが、日本政府はそれを無視した。令和書籍の歴史教科書は、その名の通り、戦前の国史教科書そのままの「改憲のための教科書」だ。建国神話から始まり、歴代天皇ごとに日本の歴史が書かれる。内容も文字ばかりで写真も図表もほとんどない。令和書籍の社長は、竹田恒泰(たけだ・つねやす右翼系評論家)。
育鵬社や自由社は中立をうたい、「採択の視野を広げてくれ」と大宣伝している。岸田政権は、憲法審査会で改悪素案を作って数の力で押し切ろうとしている。
市民運動ががんばって右翼系の歴史教科書の採択率を下げたが、再び巻き返してきている。市民の声を反映させるには意見書を書くこと。より良い教科書を作るためにがんばろう。
(教科書問題を考える堺市民有志の会・大町英三さんの発言より/7月6日、大阪市内のロックアクションで)
