昨年9月に行われたオリエントシールド23の演習のようす

米陸軍と陸上自衛隊による日米合同演習「オリエントシールド24」(7月18日~26日)が矢臼別(北海道)、明野(三重県)、伊丹(兵庫県)、饗庭野(あいばの、滋賀県)などでおこなわれ、今回初めて米海兵隊も参加。饗庭野での演習には、陸自約1350人と米陸軍約580人が参加する。この演習に反対する地元集会が7月6日におこなわれた。「平和フォーラム関西ブロック」と「あいば野に平和を! 2024近畿ネットワーク」の共催。高島市内の公園に200人が集まった。
近畿ネット代表の稲村守さんが主催者あいさつ。「饗庭野の実弾演習で6年間で4回も場外に着弾する等の誤爆被害があった。そのたびに演習を中断し、抗議と謝罪が繰り返されてきた。地元住民の安全を無視した演習はやめるべきだ」と訴えた。連帯のあいさつで京丹後市議の永井友昭さんは、「京丹後の米軍レーダー基地ができて10年になるが約束が守られず、交通事故などの情報が地元にきちんと伝えられていない」と話した。
また弾薬庫増設が計画されている京都府精華町の祝園(ほうその)の住民ネットワークの松尾憲さんは「弾薬庫8棟の調査に102億円の予算がついた。本格工事と搬入がこれから始まる。共同で反対運動を行いたい」と訴えた。(塚本)
※写真は陸上自衛隊のウェブサイトより転載