大浦湾でのカヌー海上大行動=4月25日

沖縄防衛局は8月20日午後、大浦湾北側の「A護岸」の造成に向け、鋼管杭(鋼管矢板)を打ち込んだ。政府が、昨年12月に地盤改良工事に伴う設計変更申請を代執行で承認後初の本格工事だ。
また陸側の「N1、N2」の2護岸工事にも着手。大浦湾ではA護岸とは別に、地盤改良に伴い7万本超の砂杭を打ち込み地盤強度を高める。軟弱地盤は最も深い地点で水面下90㍍に達するとされる。防衛局は「70㍍まで改良すれば安定性は確保できる」と説明している。2019年、防衛局は辺野古の総事業費を当初の3500億円から9300億円に増額・修正した。埋立てに要する期間は9年3カ月、米軍への基地提供は12年後と言われている。
大浦湾の本格工事着手に玉城デニー知事は、「事前協議が調(ととの)っていないにもかかわらず、一方的に工事に着手するのは誠に遺憾」「これまで7次、290問にわたって質問を繰り返してきたが明確な回答が得られていない」「沖縄防衛局に協議の継続と、協議が調うまで工事中止を求める」と強い口調で批判した。また、難工事が予想される工事計画を「完成される可能性は低い。さらに変更申請が求められることも想定される。国民の税金を無駄に投入することなく、直ちに基地建設を中止してほしい」と普天間基地の県外・国外移設を求める県との対話に応じるように強く求めた。
本格工事が始まった20日、キャンプシュワブ・ゲート前では、土砂降りの雨のなか市民30人が座り込み。「代執行を許さない」「地方自治を守れ。違法工事をやめろ」と声を上げた。参加した市民は「心に杭が刺さったような気持ちだ」と話した。沖縄防衛局は8月20日午後、大浦湾北側の「A護岸」の造成に向け、鋼管杭(鋼管矢板)を打ち込んだ。政府が、昨年12月に地盤改良工事に伴う設計変更申請を代執行で承認後初の本格工事だ。
また陸側の「N1、N2」の2護岸工事にも着手。大浦湾ではA護岸とは別に、地盤改良に伴い7万本超の砂杭を打ち込み地盤強度を高める。軟弱地盤は最も深い地点で水面下90㍍に達するとされる。防衛局は「70㍍まで改良すれば安定性は確保できる」と説明している。2019年、防衛局は辺野古の総事業費を当初の3500億円から9300億円に増額・修正した。埋立てに要する期間は9年3カ月、米軍への基地提供は12年後と言われている。
大浦湾の本格工事着手に玉城デニー知事は、「事前協議が調(ととの)っていないにもかかわらず、一方的に工事に着手するのは誠に遺憾」「これまで7次、290問にわたって質問を繰り返してきたが明確な回答が得られていない」「沖縄防衛局に協議の継続と、協議が調うまで工事中止を求める」と強い口調で批判した。また、難工事が予想される工事計画を「完成される可能性は低い。さらに変更申請が求められることも想定される。国民の税金を無駄に投入することなく、直ちに基地建設を中止してほしい」と普天間基地の県外・国外移設を求める県との対話に応じるように強く求めた。
本格工事が始まった20日、キャンプシュワブ・ゲート前では、土砂降りの雨のなか市民30人が座り込み。「代執行を許さない」「地方自治を守れ。違法工事をやめろ」と声を上げた。参加した市民は「心に杭が刺さったような気持ちだ」と話した。