9月6日夕、子どもたちがサッカーボールを蹴って遊んでいるにぎやかな新町北公園で「戦争あかん! ロックアクション」が行われました。
「紙の保険証はずっと使えます。マイナンバーカードに変える必要はありません」と発言したのは、管理・監視社会化に反対する大阪ネットワークの木村真さん。
政府は「今年の12月2日に、紙の健康保険証を廃止、マイナンバーカードを基本とする仕組(マイナ保険証)に移行する」と言っています。これは正確に言うと、「現行保険証の新規発行はしない」ということです。12月2日以降は今持っている保険証が使えなくなると勘違いしている人が多いのですが、手元の保険証は期限まで使えます。
次に「マイナンバーカードを持っていない人は作らないといけないのか」、「マイナンバーカードを持っていても、保険証として使うための登録をしていない人は登録しないといけないのか」と考える人がいます。これも誤解です。
マイナンバーカードを持っていない人にたいしては保険資格確認証が送られてきます。申請は不要です。デザインも現在の保険証とほぼ同じです。それを病院に持っていけば使えます。実態としては現行の健康保険証と変わりません。
木村さんは参議院議員・大椿裕子さんの事務所の力添えで、厚生労働省とデジタル庁で交渉してきたそうです。自治体議員の賛同が224人、全国31都道府県151議会、呼びかけ人3人を含めると227人の賛同リストを添えて、申入れ書を出したとのこと。
交渉の席上で確認したことは、「マイナンバーカードを持っていない人には資格確認証を発行する。だから保険診療はマイナ保険証がなくても受けられる。その仕組み自体に期限は設けていない」ということでした。そして、マイナ保険証を持っていない人が保険診療から外されるということは「あってはならないと考えている」との答えでした。ただし、申請が不要なのは「当面の間」となっているので、そこは注意が必要です。
デジタル難民の私は、これを聞いて安心したのでした。(潤子)