
市議が請願を自作自演
千葉市議会の会派「日本維新の会・無所属の会」の市議が、請願者本人の意思を確認しないまま請願書を自ら作成し、署名して提出したとされる問題で9月16日、県組織「千葉維新の会」は、党所属の千葉市議4人全員を処分した。最も重い処分は、請願書の本文を作成したとされる大平真弘(まさひろ)市議に「離党勧告」。紹介議員になるなどした3人は党員資格停止や党の役職停止(いずれも今年末まで)とした。同会の佐藤浩幹事長によると、4人は「党の決定に従う」という。
佐藤幹事長は「市民の皆さんの政治不信を増大させる行為、大変申し訳ない。再発防止、所属議員の指導・研修を徹底したい」と話した。この問題では、維新2人の市議が千葉市議会から議員辞職勧告決議を受けている。2人は会派を退会し、会派は「日本維新の会ちば」に名称を変更した。
維新参院幹部
政活費の内部監査要求
日本維新の会は9月25日、国会議員団役員会を開き、浅田均参院会長は党内の政策活動費の支出を「チェックする党内チームを立ち上げることが必要だ」と監査を馬場伸幸代表らに求めた。馬場代表ら、党幹部の活動費支出の不透明性が問題になっている。
偽名で他陣営スパイ
維新で京都4区出馬予定の陣営幹部が偽名で他陣営の事務所に出入りしていたとして、衆院選に立候補を予定していた日本維新の会の京都4区支部長だった男性が出馬を辞退した。
辞退を表明したのは弁護士の松井春樹氏(26)。事務局長を務めていた男性が、去年12月ころから同じ4区選出の北神圭朗(けいろう)議員事務所に出入りし、北神議員の政治塾や街宣に偽名を使って参加していた。男性は松井氏の小学校の同級生。現在、事務所は男性と連絡が取れない状況。松井氏は、出馬取りやめと離党を申し出、24日付で受理された。
