9月25日 日本維新の会は衆院選京都4区で擁立を予定していた新人の松井春樹氏の辞退を発表した。事務所幹部が偽名で他陣営に出入りしたことが判明していた。他に東京15区の金沢結衣氏と、同20区の竹田光明氏も出馬を取りやめた。
9月27日 地域政党・大阪維新の会は、大阪市内で開いた全体会議で、党組織や選挙戦略に関する提言の中間報告を示した。府内の支持率が過去1~2年で大幅に低下したとの調査結果に基づき、組織としての緩みを指摘して「既得権益化しているように住民からは見られはじめている」とした。
中間報告は、府内の首長選などで相次ぐ敗北を喫したことに踏まえて立ち上げた検証チームがまとめた。支持減の要因の一つとして、兵庫県知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡る対応で、後手に回ったことも挙げた。
10月6日 日本維新の会の足立康史衆院議員(大阪9区)は、自身のX(旧ツイッター)で、次期衆院選での立候補をとりやめ、政界を引退すると明らかにした。足立氏は党員資格停止中だった。維新は別の候補を擁立する方針を示していた。
10月8日 日本維新の会の藤田文武幹事長は、衆院選の一次公認候補として158人の擁立を発表した。大阪では9区を除く18選挙区で比例代表との重複立候補を認めない方針を示した。藤田氏は「(大阪は)全勝を目指すということでやってきた。われわれとしても覚悟を見せ背水の陣で臨むということを、有権者の皆さまに示したい」と話した。維新の「最後の突撃」か。
10月10日 兵庫県知事の失職に伴う知事選に、日本維新の会の参院議員・清水貴之氏が出馬会見。「無所属で出る」と表明している。
10月12日 日本記者クラブ主催の党首討論会で馬場伸幸代表は、前回の兵庫県知事選で推薦した斎藤氏が失職したり、地方議員の不祥事が相次いでいることに、「なかなか身体検査なるものができない世上になっている。反省し、候補者選定で活かしたい」と語った。馬場氏は不祥事の原因が自分にあることに思いが至らないようだ。(淀)