
海保のGBかいくぐり
10月8日、午前中はガット船(砂、砂利、石材等の工事用資材を輸送する船)や作業船が大浦湾に入るのを阻止する海上行動だった。朝7時30分にテント2に集合。カヌー7艇と抗議船・平和丸で大浦湾に向かう。
カヌー隊は、松田ヌ浜から長島を抜け大浦湾に自力で入る。大浦湾では海上保安庁のGB(硬質ゴムボート)8隻、防衛局の監視船などが作業船の進入路を確保するため、マンツーマンでカヌーに対応する(写真上)。
ガット船3隻をはじめ作業船が大浦湾に入るのを阻止するため、GBの隙間をぬってカヌーが行動する。GBが4~5回「警告」を発する。「進入路の外、緑のブイの所に出なさい。9時14分、従わない場合は拘束する」。その後、海保が海に飛び込み、カヌーを拘束する。カヌー隊はGBに乗せられ、ゆっくりと松田ヌ浜の沖に連れていかれ、解放された。抗議船・平和丸はカヌー隊をサポートする。海上行動の最後に、台風通過のために外していたテントを設営した。
ゲート前に座り込み
午後2時30分から、キャンプシュワブ・ゲート前の座り込みに参加した。これまでのテント村前の座り込み場所から、徒歩20分ぐらい。第2ゲートの名護よりで行われている。参加している市民は、私たち4人を含め25人ほど。私たちの一行の一人で楽器ジャンベを持って参加している人は座り込みの女性から、「何という楽器ですか。いい音ですね。励まされる」と歓迎された。彼は、警備に引き抜かれる時も、ジャンベを打ち続けた。
増える搬入ダンプ
座り込みをリードする人は、「われわれはアメリカに守ってもらおうとか、自衛隊に守ってもらおうとか、一切考えていない。自分たちの身は、自分たちで守る。だから戦争はさせない。辺野古新基地建設に反対する」と力強くアピールした。テイケイの警備員のなかに「折り畳みロボット警備員」がいる。警備員もしゃべり続けるのは「しんどいのだ」と実感する。表にいる警備員が30人ぐらい、交代要員を含め60人ほどか。沖縄県警の機動隊、沖縄防衛局が基地の中から「警告」する。大型ダンプは、1回で150台ほど。以前に比べて増えていた。(高崎)
