
「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」(第5回総会、11月8日、神戸市内)が開かれた。第1部を総会、第2部に毎日放送ドキュメンタリー『映像24・労組と弾圧〜関西生コン事件を考える〜』が上映され、岩佐卓也・専修大教授にの講演があった。
兵庫の会・共同代表の上原康夫さん(弁護士)が、「関西生コン支部弾圧以降、憲法28条(労働三権)の大原則が踏みにじられている。使用者も裁判所も警察も劣化している。神戸でも、使用者に団体交渉を要求し応じないため、会社に行くと『住居侵入、強要、業務妨害にあたる』と刑事告訴され、損害賠償も請求された。地裁、高裁も損害賠償を認めた。他にも退職強要された労働者が『復職できないなら解決金を払ってほしい』と要求し、恐喝罪として刑事告訴された。使用者は、労働委員会で『労働組合は金取り集団、ヤクザと一緒だ』と言っている。労働者の闘う権利を認めようとしない。弾圧をはね返し、当たり前の労働組合運動、労働者の権利をかちとる」と訴えた。
▽抗議行動を弾圧
関西生コン支部の松村憲一副委員長は、「生コン支部は3つの無罪判決をとっている。しかし、大津事件は湯川委員長はじめ全員有罪判決、京都事件も重刑が課せられようとしている。来年2月26日、地裁で判決の言渡し。みなさんの力を借り、無罪判決をめざしたい」と決意を述べた。
11月12日京都事件シンポ、12月19日、大阪高裁・加茂生コン差戻し事件、事前集会。労働組合つぶし大弾圧を許さない元旦行動、2月26日、京都事件判決(地裁)などが呼びかけられた。
総会の最後に、共同代表の碓氷良介・全港湾神戸支部委員長が「労働組合つぶしを許さないために関西生コン支部への弾圧をはね返していこう。元旦行動・大阪府警前に集まろう」と提起した。(高崎)
2025年1月1日(水)労働組合つぶしの大弾圧を許さない! 元旦行動/午前10時/大阪府警本部前集合
