新年早々、1月6日に恒例の「戦争あかん!ロックアクション」の集会とデモが行われました。3人の方がアピールしました。

今すぐ万博中止を
 カジノ問題を考える大阪ネットワーク事務局長・藪田ゆきえさんは「今すぐ万博中止を」と訴えました。

弾薬庫は攻撃目標
 宮古島の要塞化に反対する会・西川さんは、「西日本各地で行われているミサイル弾薬庫建設を許すな」と訴えました。
 「日本政府は台湾有事を口実に、南西方面琉球弧へのミサイル部隊、弾薬庫建設を押し進めています。大量のミサイルを保管するために、西日本各地に弾薬庫を増設する計画を押し進めています。2024年度の予算で組まれた弾薬庫の内訳は沖縄訓練場に5棟、瀬戸内分屯地(奄美大島)に3棟、えびの駐屯地に2棟、大分分屯地に3棟、舞鶴に3棟、祝園(ほうぞの)分屯地に8棟となっています。また、宮古島の弾薬庫では3棟目の建設が進められています。
 25年度予算案ではあらたに21棟の建設費用、336億円が計上されています」
 1939年の大阪府枚方市の禁野(きんや)火薬庫大爆発、沖縄の弾薬庫爆発の被害などを語り、「戦争となれば、移動しない弾薬庫が攻撃目標になります。そうなれば、周辺の住宅にも被害が及びます」と、住民とともにたたかおうと呼びかけました。

関電使用済み核燃料対策ロードマップ

ロードマップの破綻
 「はんげんぱつ新聞」編集長の末田さんは、「今こそ、関電の老朽3原発を止める大きなチャンス」と訴えました。
 24年度末までに「使用済み燃料対策ロードマップ」を見直して実効性のある計画を提示できない場合は、「美浜3号機、高浜1、2号機の運転は実施しないという不退転の覚悟で臨む」と約束したからです。
 関電は、六ケ所再処理工場の稼働をあてにしていましたが、日本原燃は再処理工場の竣工時期について27回目の延期を行い、26年中としたため、関電の目論見が崩れました。
 末田さんは「関電にとって新しいロードマップをつくるということはそんなに簡単ではない。福井県知事が簡単にイエスといえない状況を私たちが作れば、24年度末に3原発を止められる。このチャンスを生かして老朽原発を止めましょう」と訴えました。(池内潤子)