
阪神・淡路大震災から30年の1月17日、神戸市役所前の集いに参加。30年を区切りに、今回が最後の集会となり万感の思いです。
あれから福島・東日本、熊本、能登と多くの震災が起こり、いずれも被災者の十分な生活再建が行われているところはありません。リレートークの最初に粟原富夫・神戸市議から「能登では1年を経ても、ガレキの処理すら3割も進んでない」と報告がありました。
30年前、神戸・長田の地で「生きる権利・働く権利」を訴え、被災者切り捨ての復興政策に対し「仕事をよこせ」とデモをしたことを思い出します。「生活再建の基盤は、働くことだ」と被災した失業者が集まり立ち上げた被災地雇用と生活要求者組合。2020年までみんなで頑張りましたが、工場(企業組合)は倒産のやむなきに。その後、長谷川正夫代表と大西和弘副代表が相次いで亡くなり、長田での反失業総行動を断念しながら、「市役所前の集い」に合流してきました。
「集会は今回で最後だけど、それぞれの抱えている課題は続いている」「必要とあれば、いつでも集まってたたかおう」と確認できたことを忘れずに…。(三輪)
