昨年の大晦日にユーチューブデビューした。といっても1分未満の簡単な動画だ。内容は、いつも行く釣り場(明石海峡大橋)の、その日の状況を紹介するものだが、昨年の兵庫県知事選挙で稲村候補を当選させられなかった悔しさから、一念発起した▼今年予定される参議院選挙も、SNSとネット動画が話題となるだろう。自民党サイドは、兵庫県知事選挙の立花孝志などの乱暴狼藉を口実に、「表現規制」の方向を押し出してくるに違いない▼ならば、運動の側は「あるべきSNSとネット動画の活用」について発信し続けないと、結局は「規制」の流れに飲みこまれてしまうのではないかと危惧している▼神戸の市民運動で知り合った仲間によると、「ネット先進社会の台湾では、立花孝志のようなデマ宣伝はすぐに社会的なファクトチェックがかかり、相手にされなくなる」とのことだ。この2月には神戸で台湾・韓国で市民運動でのSNS活用について経験がある人のセミナーが行われる予定、私も参加を申し込んだ▼最初に書いた、つたないユーチューブ動画はそのセミナーの講師さんに、こちらの真剣さを伝えたいとつくった。台湾の市民活動家のみなさんと比べればお恥ずかしい限りだが、なにごとも始めないことには変わらないと思う。(小柳)