
「兵庫県、斎藤知事をめぐる問題…」が、連日、新聞テレビを騒がせている。一つは斎藤知事とPR会社による公選法違反がある。大学教授らが斎藤知事とPR会社の社長を買収と被買収の容疑で刑事告発し、2月7日には西宮市のPR会社に強制捜査が入った。
これに対し、斎藤知事は「公選法違反の認識はない」と、またぞろ「個人の認識」の問題にすり替え、さらに追及されると「代理人弁護士に一任している」と逃げ、PR会社の社長はすっかり姿を見せなくなった。
「他人事」毎週の知事会見
もう一つは、斎藤、立花孝志、維新による県知事選や百条委員会における「違法極まる連携」事件だ。世間は、今回の知事選を「2馬力選挙」と揶揄しているが、実際は「3~4馬力選挙」である。敗北した稲村候補は、「斎藤候補と、というより得体の知れない何かとたたかっているような気がした」と語っていた。本来の選挙では考えられない、不当不正な力がかけられていたということだ。
維新の吉村大阪府知事は、不正にかかわった岸口、増山、白井県議らについて「気持ちは解るがルール違反だ」とコメントしたが、犠牲者も出ている深刻な事態に対して「気持ちは解る」とはいかなる意味か。また、軽々に「ルール違反」と片づけられる問題でもない。吉村知事の発言は、組織の長としてはあまりにも無責任と言わざるを得ない。
そもそも、これら一連の騒動は斎藤知事の「うそ八百、公務員失格」という、それこそ「うそ八百」から始まったことを忘れるわけにはいかない。
維新政治にノーを
わが尼崎でも、維新の光本市議による政活費不正問題が発覚し、百条委員会が行われているが、本人は逃げまくっている。以前から何度も指摘してきたが、維新はハレンチ議員、不正議員、差別主義議員、そしてセクハラ議員などのオンパレードだ。パワハラや開き直りの斎藤知事と、維新政治に「ノー!」をたたきつけなければ…。(修)*写真/毎日放送テレビから
