
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)をめぐり、再稼働の是非を問う県民投票条例制定のための条例案を審議する県議会の臨時会が、5月16日から3日間の日程で開かれることが決まった▼柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の実施を目指している市民団体は、法定数(約3万6000筆)をはるかに上回る14万3000人余りの署名を集め、3月27日、県に提出、28日に正式に受理された▼そして3日間の日程で審議されることが決まったのだ。これが当たり前の行政の在り方だ▼大阪でもIRカジノに反対して住民投票条例の制定を知事へ直接請求すべく、署名を集めたことがあった。22年のこと。14万の必要数にたいして21万筆が集まり臨時府議会が開かれたが、たった半日の審議で否決されてしまった。あまつさえ抗議する傍聴者に「はよ、出て行け」のヤジ。維新議員がほとんどだからだ▼他県の皆さんは大阪の二の舞をしないでね。(民)
