
私は今回の手術の前に、48歳と68歳のとき2回、乳癌手術を経験しています。最初の手術を受けた病院は、その後なくなり、2度目の手術は別の乳癌専門の病院で受けました。その病院では年に2回、定期的に検査を受けていました。昨年12月の検査の時、「膀胱炎が治らない」と話しました。
すると画像を見ていた担当医の助手さんが、「腎臓が拡張している」と言ったのです。乳癌専門ですから腎臓の全体像が写っている訳ではありませんが、あきらかに1~2割がた大きく見えました。
それから、すぐに今回入院した病院でMRIとか画像診断を受け、それだけではっきりしないので別の日に、造影剤を腎臓に投与した検査を受けました。それでも診断がつかなくて、検査入院ということになりました。
しかし、担当医は「はっきりしない」と言いながら癌だと確信を持っており、検査入院で退院するとき「痩せてください」と言われました。「何キロくらい?」と尋ねると「10キロがいいのだけど、とにかくできるだけ」「脂肪が多いと手術が困難になるから」ということでした。それで2月5日の診断のとき、担当医に「3キロ痩せましたよ」と言うと、「じゃあ、あと3キロね」と言われてしまいました(笑)。
それからがなかなか痩せません。それまでは、「食事以外におやつは食べない」という方法だけでラクラク痩せたのですが、(「今までどんだけ食べててん」と自分にツッコミ)なかなか痩せません。次の入院まで1週間となったときに、「夕食を減らすしかない」と決意しました。しかし、栄養が偏ったり、体力がなくなったらいけません。夕食の味噌汁は、根菜と白菜の具だくさん味噌汁にし、サツマイモは必ず入れました。甘味も得られるし腹持ちもよく、お通じもよくなって1週間で1キロの減量に成功、手術に臨みました。
なんと、7時間も!
手術は、右腎臓と右尿管を摘出する全身麻酔で行われました。付き添っていてくれた息子に聞くと、予定より2時間長く7時間かかったということでした。手術後はHCUという手術室と同じ階にある病室にいたのですが、手術の翌々日の昼に一般病棟に移りました。
そのとき、女性の看護師さんが3人で迎えにきてくれました。自慢じゃないけど重いのに大丈夫かなと思っていたら、私の寝ているベッドの左横にベッドの半分ぐらいの幅のストレッチャーを並べて着け、固い板状のものをストレッチャーとベッドの間に…。私の身体は横向きにさせ、身体の下にその板を挟み、合図とともに滑らせてストレッチャーに移しました。初めてのことで感心するやら、びっくりするやら。
一般病棟に移って3日目ぐらいに、「7時間もかかったのは、4キロしか痩せなかったせいかな?」と看護師さんに聞いたら、「それは一概には言えないですね。手術中にはいろいろなことがあるし、血管をよけたり神経をよけたり…」ということでした。慰めてくれたのかな? (つづく)(民)
