
梅雨が近づき、大手家電量販店などで「エアコン祭り」が始まりました。季節は猛暑に向かっています。
熱中症対策の準備
この時期に必要なのが、介護サービスを受けている利用者さんのエアコンを試運転することです。設定温度を19℃に、最大風速で動かし冷風が出ることを確認します。ほとんどの場合は問題ないのですが、この試運転で「動かない、冷風が出ない」となると、冷媒ガスの入れ替えやエアコンそのもの交換となります。
最近は現場の職人さんが減っており、新規のエアコン購入でさえ猛暑期間は工事を待たされることになります。昨年、私の事業所では猛暑により亡くなった方、入院・入所された方が合わせて8人にのぼりました。今年はさらなる猛暑との予測です。猛暑が本格的に始まってから「エアコンがきかない、動かない」となり、1週間以上待たされるとなれば重大事態が避けられません。
介護保険は直接的には厚生労働省の所轄となりますが、実際の介護の現場では国土交通省所轄の交通・
移動、住居・設備の影響も大きいのです。
ヘルパーとして人として
日本社会そのものが急速に劣化していくなか、私たちヘルパーのささやかなエアコンチェックなど「山火事にハチドリが口で運ぶ水の1滴」なのかもしれません。しかし、それすらやらなくなったら、ヘルパーは「人」ではなくなりそうです。「命を大事にする」とは、日々の細かい積み重ねですね。(小柳太郎/介護ヘルパー)
