梅雨に入り、大雨の連続。雨ガッパを着てバイクで家々を回る。挨拶の笑顔を100%で送るのが難しい季節だ。土砂降りの雨はヘルパーの心も冷やしがちだ。

いきなり30℃超え
そこにこの土日からいきなり気温上昇! 30℃超え。
これは幸運ではなく、大変な状況で現場は対応に追われている。
私は、熱中症の死亡や救急搬送の事案をうんざりするほどこの十数年間みてきたが、熱中症のピークは1シーズンに2回あると感じている。
最初のピークは、梅雨あけでいきなり30℃に上がるタイミング、または梅雨の晴れ間で30℃に上がるタイミングだ。
熱中症は気候条件だけではなく、それと本人の体調との相互作用で発生するものだ。たとえば私は梅雨前から釣りを頻繁にしているのでいち早く体が暑さや直射日光に慣れていく。しかし、あまり外出しない独居高齢者は、外気になじむ機会が少ないので、結局いきなりの気候変化をうけてしまう。
特に、梅雨の最中に30℃超えは湿度が高いので、汗が蒸発しにくく、熱中症になりやすい。ここはエアコンの冷房または除湿モードで乗り切るしか無いが、昨今の電力・物価上昇で、「まだ大丈夫」と頑張る高齢者もいてしまう。なんとも頭が痛い。

熱波第二波にむけ
そんなこんなで、毎日走り回っているわけだが、これは第二のピークに向けた前哨戦でもある。
第二のピークはいうもでもなく、35℃が数日続く最初のヤマだ。これをこえることができるとシーズンをクリアする視界がひらけるのだが、なかなか難しい。
私の事業所では、去年の第二ピークで、玄関で倒れてお亡くなりになった方を含めて、8名の方が、死亡・入院・入所となり、自宅に戻ってこられなかった。
ヘルパーにできることは限られている。だからこそ、現場で全力でやる。こうした、いわゆる「気候変動」で国内でも毎年多数の命が失われていること、それと日々向き会っている介護ヘルパーがいることを気にとめていただいきたい、と思う。(以上)