
お盆明けの8月16日、同じ職場の常勤スタッフがいきなり38・5℃の発熱。その後、微熱が37℃前半となり、18日月曜からの仕事を休み病院で診てもらったところ、診断は「コロナ陽性、8月21日まで自宅待機」とのことだった。
最近、報道されている新型コロナ変異株「ニンバス(NB181株)」と思われる。お盆に帰省した大阪で感染したのだろうか。ニンバスはオミクロンの一種であり、毒性は弱い。が、高齢者や障がい者にとって脅威であることは間違いない。
コロナ禍の風化をねらう
今回あらためて実感したのは、政府・厚生労働省・行政サイドがコロナ禍の風化を狙っているということだ。
そもそも2019年末からの日本におけるコロナ禍の実態と、その対策の検証はほとんど行われていない。「アベノマスク」をはじめとした安倍政権の失政と、無為無策がクローズアップされるのを恐れているのだろう。
そうした流れで、行政からニンバス警戒情報は私たち事務所に届かなかったし、マスコミ的にも大きくは取り上げられていない。むしろ、万博動員を煽るような報道が関西の準キー局テレビでは踊っている。
このままでは、万博会場がニンバス感染拡大の「培養器」となるのではないかと危惧する。
(小柳太郎/介護ヘルパー)*画像はPC画面を撮影しました。
