大阪で「関西万博の工事費未払い」問題の全国集会が開かれ、被害当事者をはじめ、約300人が集まった(8月23日、大阪市内)。全国署名用紙が配られ、オンライン署名も含め「万博閉幕までに、被害者救済を実現すること」を意志一致した。会場には報道陣も入り、読売テレビなどで報道された。
ニュース動画=https://www.youtube.com/watch?v=QwN5BtUln0g

明らかな詐欺
集会のはじめに、被害者の会を代表し、被害を受けた2人が登壇。未払いに至る経過と、仕事仲間や取引先が連鎖倒産の危機にあること、万博協会と大阪府、大阪市が「他人事のように」支援に取り組まない悲惨な現状が報告された。特に、GLイベンツの計画的詐欺行為には、参加者から怒りの声が上がった。
未払いを引き起こしたGLイベンツや、一六八(いろは)建設は、万博協会が選定した企業であり、この詐欺事件に対する協会の責任は明らかだ。

緊急署名に協力を
未払い被害の実態を報告したフリージャーナリストの西谷文和さんは、「吉村知事は『被害者に寄り添う』とか言いながら、なにもしない口ばかり。万博を終了して「成功しました」で逃げ切ろうとしている。万博終了まで時間はありませんが、署名にご協力をお願いします」と会場で配られ、署名の拡大が訴えられた。(淀川一博)
*署名など問い合わせ先:夢洲カジノを止める大阪府民の会(TEL:090-8536-3170)