とき:9月18日(木)12:00~13:00 ところ:県庁2号館南側歩道
呼びかけ:県知事選挙を振り返る市民の会 電話:090-4288-2121 E∸mail:oniyamma24@outlook.jp

再び問う「斉藤県政とは何か」
死してなお辱め
「夫の名誉を守る」。自死に追いつめられた元兵庫県議の連れ合いの方が、立花孝志に対し刑事告訴を行なった(8月8日)。
「反論することのできない死者を愚弄し蔑み、死してなお辱めを与える。悲しみの底に沈み、もがき苦しむ私たち遺族にとって、このような堪え難いことがあるでしょうか」「夫の死を悼み、悲しむこともできず、ともに歩んできた日々を懐かしく思い返すこともできず、すべてに蓋をして生きていくことを強いられる。遺族にとって、そんなむごい話があるでしょうか」「私は夫の尊厳を守りたい。声を上げることを決めました」と訴える。(声明文はネットにあり。検索できる)

立花と「ネットの民意」
その無念、憤り、弾劾は、立花に付和雷同する全てのSNS発信者にも突きつけられている。その一番奥に、斎藤知事がいる。3人もの命が奪われた「兵庫県政問題」の本質、全貌はいまだ解明され、決着されていない。斎藤知事がうそぶく、「県政を前に進めていきたい」で済まさせることはできない。人を死なせる県政など金輪際お断りだ。
兵庫県内部告発文書に端を発した問題は、「斎藤知事再選」で終了するどころか、再選されたがゆえに、その内包する問題が深刻化し、拡大した。こんな政治が全国に広がるなら、大変なことになる。

「違法、不当、無効、人権侵害」認定
公益通報者保護法違反について第3者委員会は3月に、斎藤知事らの「犯人捜し、県民局長処分、嘘八百・公務員失格という知事発言」は、全て違法・不当・無効・人権侵害と判断した。今なお、「(自らの)判断は正しかった」と居直る斎藤知事は、どう考えても知事失格であるが、法律に罰則がないことをいいことに居直っている。
立花孝志の「2馬力選挙」「SNS等による脅迫・名誉棄損行為」や、知事とPR会社「メルチュ」の公選法違反、井ノ本元総務部長の県民局長プライベート情報の漏洩問題(漏洩は斎藤知事による指示であると、井ノ本及び片山元副知事が証言している)、維新議員とりわけ百条委副委員長である岸口実県議による百条委録音や、県民局長の音声等の立花孝志への漏洩など…。魑魅魍魎(ちみもうりょう)の兵庫県政に腰を抜かしてしまいそうだ。ようやく、刑事告発も行われ真相究明がされつつある。

オープンガバメント
世界では、「オープンガバメント(政府や自治体の開かれた政治)」が求められている。①透明性の高い情報の公開、②市民による情報のアクセスと活用、③行政と市民の意見交換と参加の促進などが、大きな柱だ。台湾は、その最先端を行っている。
兵庫県政の最大の反省点は、県民・市民の政治への関心と監視があまりに低いことではないだろうか。私自身、反省しなければならない。斎藤知事の「改革」なるものの実態、公約達成率「98%」はフェイク(実際は27%)などすら知らなかった。県民・市民の「オープンガバメント」要求実現は、県民のための県政をとりもどす一筋の道かと思う。(啓)