
秋晴れのいい天候に恵まれた11月2日、兵庫県・尼崎市役所の東側にある橘公園で、「第16回ハナ・マダンあまがさき」が開かれた。ハナ・マダンには韓国・朝鮮語で「一つの広場」という意味がある。今回も「つながろう尼崎から!」「つなごう平和の輪を!」と呼びかけた。韓国のカンディ高校から参加した高校生たちが律動やKPОPダンスやプンムル(風物)を披露した。
パンソリの「玄美(ヒョンミ)&金松(キムソン)」のお二人と弾き語りのキム・トクサさんに感動した。金松さんは、韓国のパンソリ無形文化財に指定された人。玄美さんは、国立民俗国学院唱劇団の人で多くの賞を受賞している。お二人はサラン歌や韓国の伝統民謡「ペティオラ(舟を浮かべろ)」などを披露した。こんなすばらしい機会はめったにないことだ。

キム・トクサさんの迫力満点の歌には驚かされた。それは世界中を励ますような歌詞だった。松本眞・尼崎市長と若者が「統一ビビンバ」をつくり、参加者に振る舞った。楽しい一日だった。
ちなみに私が所属する関西合同労働組合も焼きそばと労働相談のブースを出店した。おかげさまで焼きそばは完売した。そして、朝鮮半島や世界に平和と自由が訪れるよう、「私たちも、頑張らなければ」と少々酔いながら、気持ちを新たにした。
(関西合同労働組合/石田勝啓)
