松の内も小正月も過ぎ、沖縄から「寒中お見舞い」です。「はいさい、今日は」…。みなさまには、ご健勝のことと思います。私もいろいろ老化現象ながら、なんとか元気にやっております。
寒い時には布団の中で冬眠し、青空が見えると布団からはい出し、家の周りをぐるぐる歩くことが、(沖縄でも)今の寒い時期の日常です。小正月は室内温度が17度まで下がりましたが、翌16日の日中は4月並みの暖かさ。これで一挙に暖かくなりはしません。1月下旬には、もっと寒い日もやってくるのではと思います。
でも、その寒さに遭ってこそ、沖縄の桜が咲くのです。沖縄の桜は、寒緋桜と言われるように、寒に遭ってから緋の色をした桜が咲きます。この寒緋桜は、本土のソメイヨシノのように開花が終わればパッと散るのではなく、開花が終わっても枝にしがみ付いています。「けなげな」と言おうか、「往生際が悪い」と言おうか評価は分かれますが、われわれは、寒緋桜の方をとりましょう。かっこなんかどうでも良いのです。生きることにしがみつきましょう。生きること自体が、いろんな人に役に立っているのです。
ただ、生きていると辛い世の中を見てしまいます。力の強いものが幅を利かすのを見るのは嫌なのですが、それも「おごれるもの久からず」を信じていきましょう。もう、やんばるには、寒緋桜が咲いたとの便りが届いています。(富樫 守)