「東京電力福島原発事故から15年」「東電に奪われた、いのち・ふるさと・尊厳」という集会が開かれ、150余人が集まった。(3月22日、神戸市内)
武藤類子さん(原発事故被害者団体協議会共同代表)が、「福島から、あなたに伝えたいこと」と原発事故後の状況を、末田一秀さん(はん げんぱつ新聞・編集長)は、「今、脱原発運動を進めるために」と話した。

「核、原発、原爆は同じ」
武藤さんは、次のように訴えた。
「福島原発事故から行なわれていることは、事実の隠蔽、データの書き換えなどをとおし、原子力(核)発電を守ることに終始している」「福島原発1号機の廃炉作業も、放射能が検知される中で4000人の被ばく労働によって行なわれている」「国・福島県は、福島からの避難者は2.3万人といっているが、実際は5万4千人ほどが帰っていない」「汚染された土は、『汚染土』から『除去土壌、再生資材、復興再生土』と呼名を変えている」「原発事故の責任を誰も取っていない。裁判所に責任を問うことも考えていく」「福島への帰還者に、単身120万円、世帯に200万、企業者には最大400万円を出し、『復興』をつくりだそうとしている」と…。
武藤さんが読んだ短歌がある。――「夢」「未来」「再生利用」「寄り添って」どの言葉にも真実なし――に、胸が痛む…。武藤さんは、「これからもつづく。核、原発、原爆もいっしょ。許されない」と結んだ。

「原発回帰の世論」を変える
末田さんは、関西の裁判支援を呼びかけた。原発賠償ひょうご訴訟控訴審(5月19日15時開廷、大阪高裁202号法廷)、原発賠償関西訴訟判決(9月2日10時開廷、大阪地裁202号法廷)。裁判では「19連敗」しているが、だからこそ多くの人に集まってほしいと呼びかけた。「政府機関から独立した人権機関」設立の要求、必要性を述べた。「原発回帰」の世論を変えるために、粘り強い正しい情報を発信することで脱原発を多数派に…。例えば「電気は十分足りている」「トイレなきマンション(原発)をフン詰まりで止めよう」(「核のゴミ」は処理できない)、「脱原発の明るい未来社会の構想を呼びかけ、関西電力の責任を追及していこう」と述べた。
質疑応答のあと、元町から三宮センター街へデモ行進しアピールした。(庄)