
被爆78年。「核と原発の廃絶、廃棄」を遠のかせてはならない。
ウクライナの戦争、ロシアによる東欧への「戦術核」配備、G7はヒロシマで「核抑止と保有・共有の正当化」を宣言した。広島出身と称する岸田首相(政権)は、脱炭素を口実に60年超の老朽運転を認める「GX法」を成立させた。7月には「日本最古」という高浜1号機を再稼働させる。
世界は、私たちはヒロシマ、ナガサキ、チエルノブイリ、東海村臨界事故、福島を体験してきた。原爆から78年後にもなるのに。理念からも科学技術からも、「核と人類は共存できない」ことが明白であるのに…。
今年の「8・6ヒロシマ平和の夕べ」。もっとも若い被爆者と言われた胎内被爆者。「核兵器は単に巨大な爆弾ではない。ひとの細胞を遺伝子レベルで傷つけ、母親の胎内に芽生えた小さな命も奪う」(支援してきた「きのこ会」)。平和講演は、きのこ会の平尾直政さん。生存者も少ない彼ら彼女らからの「核廃絶」を話してもらう。被爆証言は、「多くのむごたらしい死。街は丸ごと破壊された。核は小型でも使用も存在も許されない」と言う森下弘さん(被爆教師の会)。「次世代が伝える平和と広島」を横山りお栞央さん(基町高校ОG)、福島避難者の鴨下美和さん。
▽8・6ヒロシマ平和の夕べ 8月6日(日)13:30開会▽広島RCC文化センター7階▽会場費1000円▽問い合わせ/e-mail 86h@heiwayube.org TEL:090-2063-9452
