集会で米軍基地の1年間の動きを報告する永井友昭さん=11月12日、京都府京丹後市

京都府京丹後市経ヶ岬の米軍Xバンドレーダー基地に反対する「米軍基地いらんちゃフェスタ in 丹後2023」が11月12日、丹後文化会館(京丹後市峰山町)で開かれ、350人が参加した。集会では、京丹後市会議員で米軍基地建設を憂う宇川有志の会の永井友昭さんが現地報告。「米軍基地が設置されて約10年。基地からの排水の影響を調べる水質検査が今年3月行われた。基地周辺で基準値を上回る汚染が確認されている。今年9月、土地利用規制法の第3次指定で180カ所が指定され、その中に米軍基地が6カ所入った。経ヶ岬の基地が指定も近いと思う。昨年11月に峰山町で発生した米軍関係者による人身事故では、米軍は『物損』で処理していたが、住民の情報によって『人身』に改めさせた。また防衛局は再発防止チームを発足させた。その後も米軍関係者による事故が続いている。しかし米軍は情報を何も出さない」。永井さんは基地の動きを詳しく説明した。記念講演はジャーナリストで沖縄国際大大学院教授の前泊博盛さん。沖縄からオンラインで講演した。集会後、峰山町内をデモ行進した。(多賀)