さまざま投稿、寄稿があり読者が拡がり、そこから学ぶことも多い。「この社会を変えたい」「市民運動や労働運動など繋がりを拡げよう」と思い、行動している人たちと手を携えたい。『未来への協働』としてのweb版や紙の『ニュースレター』は小さいけど、そういう媒体になりつつあるのではないか。もっと、さまざまな人たちにアプローチし、議論し協働していきたい。
そうはいっても、私たち自身が政治・時事問題など伝わる記事やリポート、論考など「書く」には、やはり勉強や交流や行動がもっともっと活発にならないと難しいかも…。「得意な人、常連の人」だけが書き、「作ってもらって受けとる」だけではなく、もっと「自分たちでつくる」自覚を持ちたい…。そうしてこそ、もっと多くの人に響く『ニュースレター』になるだろう。
最近、石川一雄さんの短歌の本を読み、にわかに思いを強くした。石川さんが無実の拘置場に囚われ、便器を机に31文字の短歌に全身全霊こめ、無実を訴えありったけの思いを歌った精神から学びたい。
市民運動、社会運動に、「伝える」ツールが必要であるとしたら(必要なのは間違いない)、やはり新聞やニュース紙(最近はSNS、webも)の存在、扱いは非常に大切…。ある人が「組織の指示がなくなると、行動が振るわなくなる人と、逆に主体性を発揮する人がある」と言ったことがある。それぞれ環境や主体の状況に違いがあるから一括りには言えないが、やはり主体的にどう進んでいくか。「団体、グループのあり方」から、単にタガが外れた状態ではない運動を想像、創造していかなければ…。「新聞やニュース」に書くことは、そういう契機になるだろう。「対話や討論」も、そういう媒体があることで、より豊かに深く鋭いものになっていくのではないか。ステロタイプから脱出し、それぞれ力不足でも意見を提起し、雑談ではない討論ができるように…。
 私自身も編集会議、編集者に「おまかせ」ということでなく、いま少し勉強しながら投稿に頑張りたい。この新聞(ニュースレター)は、「他とちょっと違う、ためになる」と言われることが少なくない。
あれこれの集会や学習会に参加したら、ぜひ報告記事を書き伝える。それは、けっこう難しいことでもあるけど、せっかくだから、一人でも多くの人に伝えたい。11月に行なわれた鵜飼さん、駒込さん、木戸さんらのシンポジウムも非常に勉強になった。
以前に掲載された、長崎の反核・平和運動のリポートに学ぶことができた。全国各地なかなか遠方に行けなくても、そういう記事で知ることができる。筆者も、書くことによって「孤立から繋がりへ」反復できるのではないだろうか。その姿勢にも学びたい。(もと)