憲法28条や労働組合法を無視した関生弾圧。今年に入って、滋賀県警がオウミアサノの争議に不当な恫喝介入をしていたことや、大津地検の検事が取り調べで組合脱退勧奨を執拗に行っていたことが明かになった。こうした動きから新たな弾圧が警戒されるなか、4月10日、「警察・検察は労働組合つぶしをするな! 4・10滋賀集会」が、大津湖岸なぎさ公園であった(参加120人、写真上)。主催は労働組合つぶしの大弾圧を許さない! 京滋実行委。
 司会はきょうとユニオンの奥坂さん。主催者を代表して京滋実行委の西村共同代表が、今日をもって反弾圧の闘いは新たな段階に入ると宣言した。関生支部からは坂田副委員長が弾圧の経緯を説明した。支援団体からは、関西合同労組、なかまユニオン、若狭の原発を考える会、大阪全労協が発言した。
 関西合同労組の塚本副委員長は、「滋賀県で生まれ育った県民として、滋賀県警に訴える。本来の自治体警察として、県民の命と生活を守る仕事をせよ。警察庁に3年も出向し、警察庁の手先として組対課長になり関生弾圧を指揮し、出世のために県民を踏み台にするセクハラ警視・羽田のようになるな」と訴えた。最後のまとめを全港湾の小林書記長が行った。集会後、県警本部、大津署、大津労働局の前を通ってなぎさ公園に戻るデモ行進を行った。     (多賀)