7月6日、戦争あかん! ロックアクションの集会とデモ。
「入管法改悪法が通ってしまったが、その過程では有意義なことがあった」と話したのは仮放免者の会の永井伸和さん。
衆議院の審議で立憲民主党の一部が与党と手を握って「修正案」を通そうとしたとき、非常に大きな市民の反対がわき起った。これによって立憲は市民との共闘に立ち戻った。「妥協は許さない」という市民の声が政党を動かした。
国会審議では難民審査がいかにデタラメで、ほとんど機能していないということが明らかになった。大阪入管で医者が酔っぱらった状態で診察していたことが暴露された。その事実を隠して「医療体制は拡充した」という前提で法案が審議されていたのだ。立法事実となる前提が次々と崩れていった。野党の追及を支えたのは街頭やSNS上の抗議の声だった。
アピールの最後に永井さんが、「法案は通ってしまったが、全国各地で抗議運動が巻き起こった。法律が効力を持つのは来年6月だ。それまでに廃止に追いこみたい。また、在留資格を獲得することが難民を送還から守る一番の手段。在留資格を求める署名運動に協力をお願いしたい」と訴えると、大きな拍手がわき起った。(池内潤子)