
「5月、狭山座り込み行動」が行なわれた(5月24日、元町駅前)。狭山再審を求める市民の会・こうべから、最近の状況について報告があった。
第4次狭山再審請求についての動き…。「新しく着任した東京高裁・前田巌裁判長のもと、5月19日に三者協議が開かれた」「7月に弁護団が、前田裁判長に対しプレゼンテーションを行う」「前裁判長のもと、検察側は3月31日に第4次再審についての意見書を提出している。プレゼンを受け、専門家が行なった鑑定・証拠調べをおこなうか、どうかの大きな山場をむかえている」「5月23日、東京・日本教育会館で開かれた、狭山事件の再審を求める市民集会は、1000人近い市民が参加し、再審を求め集会とデモをおこなった」
再審法をめぐる動き…。「自民党の事前審査で法案が批判され修正され、閣議決定された。5月26日に国会提出される運びになっている」「再審法をめぐっては、検察の抗告について原則禁止になっているが、『根拠』があれば抗告できることになっている。証拠開示につても制限が設けられ、無罪になる証拠が埋もれる恐れがある。開示された証拠の公開には『目的外使用』禁止になっている。えん罪被害者の救援・支援ができなくなる可能性がある」
座り込み行動には、約30人近い市民がかけつけた。アピールをおこない、チラシを配布して署名を集めた。この日、狭山再審を求める署名は72筆、再審法の改正を求める署名は86筆が集まった。進んで署名に応じる市民も多かった。小学生が(親に説明され)「石川さんは無実です」と署名した。
国会の会期末(7月末)までに法案の修正、抗告の全面禁止と全証拠の開示を求めていこう。野党3党の中道改革連合、チーム未来、共産党が議員立法を衆議院に提出している。審議を求める。狭山再審を求める署名、再審法の改正を求める署名の1筆、1筆が力になる。
この後、同じ場所で「再審法改正兵庫県民プロジェクト」の街頭宣伝も行なわれた。国民救援会、神戸質店事件の救援会、狭山再審を求める市民の会などが集まり、それぞれから報告があった。今後も狭山再審をめぐる動き、再審法の改正の国会審議に注目し、行動していく。
「5月23日」1963年5月23日は、当時24歳の石川一雄さんが不当逮捕された日。不当逮捕に抗議し再審・無罪を勝ちとるため、部落解放同盟をはじめ各地の市民の会、支援する会が行動している。石川一雄さんは、2025年3月11日。86歳で死去。その無念をはらし、「見えない手錠」をはずさなければ…。(庄)
<当面の行動>6月13日(土)11時30分~12時30分、JR大阪駅北、ヨドバシカメラ前(ノーモア冤罪関西アクション)、13時30分~再審法改正集会(大阪弁護士会館)
