
「私たちはあきらめない!再審法改正・国会がんばれ!」と、再審法改正をめざす街頭行動が行なわれた(7月16日、神戸・三宮マルイ前/兵庫県民プロジェクト)。部落解放同盟兵庫県連、国民救援会、狭山再審を求める市民の会ほかが集まった。再審法改正案が今国会で衆議院を通過し、参議院・法務委員会審議の山場、採決が行われようとするなか、取り組まれた。
日野町事件えん罪被害者家族がアピールし、「父の逮捕から38年、無実を訴え続けてきましたが、その声が届くことなく刑務所で亡くなりました。父があまりにもかわいそう。家族で話し合い死後再審請求をし、7年半でやっと認められた」「検察官の抗告禁止、警察・検察が持っている全証拠の開示が必要」と強く訴えた。
警察、検察は証拠全面開示せよ
清水事件えん罪被害者家族(袴田事件)の袴田ひで子さんは、「抜け道ばかりつくって、また同じことになる、そんなのは法改正ではない」、福井中学生事件えん罪被害者・前川彰司さんは、「証拠開示がなければ、再審の扉は今後も『開かずの扉』になる違いない。全面的な開示を強く訴えたい」、狭山事件えん罪被害者家族・石川早智子さんは、「夫は『証拠を開示してほしい』と訴え続けながら、無念の死を遂げた。検察の不正義を許してきた原因が現在の再審法の不備だと強く感じている」と訴えた。
街頭戦行動のまとめで「参議院法務委員会で再審法の採決が強行された」と報告があった。参加者からは、「許せない」という怒りの声が上がった。「高市政権は、国民の意識とかけ離れている。警察が握っている証拠は国民の財産だ」との声…。
「獄内外で無実を叫ぶ、えん罪犠牲者の1日も早い救済のため、最後まであきらめず声を上げ続ける」と、これからも取り組みを強めることを確認した。(狭山事件の再審を求める市民の会・こうべ/庄)
