関西生コン京都事件で、大阪高裁が無罪判決を下した(10月5日)。京都地検が恐喝、恐喝未遂、強要未遂罪など4事案で関生支部の湯川裕司委員長、武建一前委員長の2人を起訴し、懲役10年を求刑していた裁判。京都地裁は2025年2月26日、無罪判決を言い渡したが、検察側は不服とし控訴していた。
この日、西天満若松公園には労働者、市民、支援者ら約200人が集まった。公判終了後の報告集会で三輪晃義弁護士は、「判決主文は『本件各控訴を棄却する』だった…。この公判は検察官控訴『事件』であり、検察官の控訴が認められなかった。みなさんの勝利です」「今回の判決は、大きく分けて三つの『事件』がありますが、京都地裁が全て無罪を言い渡した。検察官は『判決が間違っている』と論難したが、いずれも採用されなかった」「京都地裁で私たちが訴えたことを、大阪高裁も認めた判決だ。検察が上告するか見ていく必要があるが、裁判所が全面的に認めているので恐れる必要はない」「一刻も早く湯川さん、武さんの無罪を確定させたい。引き続き支援を…」と報告した。
「よかった」だけで終わらせない!
湯川裕司・関生支部委員長は、拍手と「よかった」という声に、「ありがとうございます。控訴が棄却されて無罪が維持された。万一のことを考え、その組織体制をとっていた。実感として素直に喜べない。組合員の中には、無罪になった仲間もいるが、有罪になった組合員もいる」「私も大津『事件』では有罪になっている。いくら国から補償されても、弾圧された時から『時は』止まっている」「関生支部は、この弾圧により『反社会集団、暴力団』と宣伝され、大きな不利益にあっている」「この国は、産業別労働組合に対し、いつまで敵視するのか。反省を求めていきたい」「関生支部は、自らの力で組合を立て直し、組織強化・拡大していく」と、決意を述べた。
小谷野毅・全日本建設連帯労働組合書記長は、「よかった、よかっただけでは終わらせない。明日からリベンジしていく。スローガンは『あやまれ、つぐなえ、二度とするな!』『警察官長官賞を取り消せ!』です」「警察官の社内報に、京都府警・滋賀県警の組織対策課が長官賞を受けていると報じている。労働組合を弾圧して長官賞を受け取ることなど、許してはならない。明日から警察庁前で3日間、ハンストをおこなう」「申し入れを行ない、その経緯と取り消しを求める。新たな火ぶたを切っていく、力を合わせてがんばりましょう」
「労働3権、守り抜く」
朝鮮総連、韓国建設労組、全港湾・大阪支部、大椿ゆう子さんからも、熱い連帯のあいさつがあった。最後に、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会の小林勝彦代表がまとめの発言を行なった。「うれし涙がでた。検察は上告するかもしれないが、それは恥の上塗り。いかに腐敗しているかを示すものだ。この事件も無罪は確定していない、他の裁判もある。湯川委員長が言うように、我々がいかに闘っていくのかが重要だ…。日本を変えていく、多くの労働者、市民と繋がっていこう」と締めくくった。
関生支部に対する弾圧は、憲法28条「労働三権」を踏みにじるものだ。このような弾圧を許せば、合同労組、地域ユニオンは存在できなくなる。産業別労働組合の存在にかけ、私たちも全力をあげる。(庄)


