
いのちの水
渡辺信雄
地球の壊れる音がして 揺り動かされ
突き刺さったモノを剥がして
血をふき取り 立ち上がった
あの日から 二十九年目の正月に
津波押しよせ
ズタズタにされた能登半島
白米千枚田の 一枚一枚
たっぷり溜めた水の
一滴一滴が
いのちを繋ぐ水
ガザで逃げ惑う人たちに逃げ場無く
罪のない人々を襲う戦禍
どの神も無力で 救いの神はどこにいるのか
いのちの水を 日常を与えよ。

いのちの水
渡辺信雄
地球の壊れる音がして 揺り動かされ
突き刺さったモノを剥がして
血をふき取り 立ち上がった
あの日から 二十九年目の正月に
津波押しよせ
ズタズタにされた能登半島
白米千枚田の 一枚一枚
たっぷり溜めた水の
一滴一滴が
いのちを繋ぐ水
ガザで逃げ惑う人たちに逃げ場無く
罪のない人々を襲う戦禍
どの神も無力で 救いの神はどこにいるのか
いのちの水を 日常を与えよ。
天災の能登半島地震、最たる人災の戦争でも水がなければ命が保てない。千枚田は人民が水を巡らせてコメを作った象徴的なもの。故郷を取り戻せる日常の暮らしを願う。宗教者は何をしているのだろう。
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