殺傷力ある武器輸出を解禁
国家情報会議法案が簡単に可決されてしまい、高市政権は武器輸出についても、「反対意見が少なくない」殺傷能力のある兵器輸出も可能にした。この調子だと、国旗損壊罪法やスパイ防止法も簡単に成立してしまう勢いだ。そうなれば高市首相の思い通り。改憲発議も、そう遠くないとなり、お先真っ暗か。しかし、諦めるのはまだ早い。一筋の光が見えているではないか。
若い人たちが、ペンライト片手にアピール行動を起こしている。それは今や、全国に広がっている。集まっている人数が半端ではない。コールやパネルには「憲法変えるな!」が圧倒的に多い。なぜ、若い人たちは、立ち上がったのだろうか。

若い人たちは見ている 学んでいる
ここからは、独断的推測になる。2015年に安保法制が成立してから、会社を退職した年配者中心の「憲法守れ!」という街頭活動が頻繁に行なわれるようになった。当時、小中学生だった若い人たちは、見ていないふりしながらも「こんなことを一生懸命訴える年配者がいるんだ」と、頭の片隅にインプットしていたと思う。運動している年配者の人たちは、「頑張っても、なんら手応えがない。徒労感だけが募る」と思いながらも、「継続することが大事」という一点で運動を続けてきた。それが、今ようやく実を結んだのではないか。
「高市さん、首を洗って出直すべき」
つまりは、若い人たちが自分たちだけで考え行動を起こしたとは、考えにくい。なにかに影響されて行動を起こしたと考えるべきだろう。「あの年配者たちは、なぜあんなに頑張れるのだろう」から始まり、「主役は私たち。自由に表現したい。そのためには、『平和』でなければ」という、憲法の精神にたどり着いたとするのが妥当だ。
若い人たちの心を響かせるのは、説教じみた高尚な理屈でなく「情熱」だ。毎週、同時間帯に、雨が降ろうが雪が降ろうが、運動を続ける「情熱」に心打たれる。そのためには、人並み以上の体力、気力も必要だろう。
高市首相に物申す。「情熱と、人並み以上の体力を持つ老人パワーと、危機に目覚めた若い人たちを相手に、あなたの思い通りにできますか? 首を洗って出直すべき」…。(片岡英夫/高校教員)