8月24日、福島第一原発の汚染水放出に抗議する緊急行動が、ヨドバシカメラ梅田店前(大阪市北区)で行われ、参加者たちが核汚染水の危険性を訴えた(写真上)。
東電は、放出開始から2日後の海水調査で「安全が確認された」と発表したが、長期にわたる汚染水放出の影響が、たった2日で分かるはずがない。「3・11」直後、民主党政権の枝野官房長官(当時)が「直ちに影響はありません」と繰り返していたのを思い出す。国内ではほとんど報道されないが、太平洋諸島の人々は怒りを持って事態を注視している。米英仏は1940年代から20世紀末まで南太平洋で300回以上も核実験を繰り返してきた。実験場にされた島々の住民は「核の難民」となり、苦難を強いられた。今年3月、マーシャル諸島共和国議会は「太平洋をこれ以上核のゴミ捨て場にするな」と決議をあげて海洋放出に反対した。大国の核に蹂躙され、今もその被害に苦しむ人々の糾弾に私たちは真摯に向きあわなければならない。(新田蕗子)