楠の木
               夢子

千年の昔から そこにある楠の木よ
緑の葉を繁らせ 屋根よりも高く
高く そびえている

暑い夏の日には 人々が憩い
涼風に体を休めた

しかし今は
大方の葉を落とし 枝ばかり
風は枝の間を すり抜けていく

一年が過ぎ二年目に
新しい枝が 葉をつけた
希望の兆しだ